アニメ・コミック

2007年2月 2日 (金)

あなたは、ケロン通?

Photoこの春に劇場版2が公開される『ケロロ軍曹』。これでいいのか?物語はガンプラ(ガンダムのプラモデル)好きなケロン星人が地球(デコポン星人)を侵略しようとするコメディアニメ。ガンプラ好きという設定は、このアニメを作っているアニメ会社=サンライズが、「ガンダム」も作っているから許されるギャグであって、毎回、ガンダムのプラモは登場している。ガンダム世代、いわゆる30代の後半に人には、ストーリーの元ネタを知っているだけで、笑ってしまう。比較的に幅広い世代にうけるのは、このマニアしかわからない設定を埋め込んでいるからでしょう。先日、1月19日放映は、鉄仮面をかぶって登場し、ヨーヨーを使い、主人公・ケロロ軍曹の服装は、セーラー服に鉄火面なのである。
まさに、「スケバン刑事」の二代目・麻宮サキを演じているのだ。台詞も「おまんらゆるさんぜよ」と来たものだ。何が共通しているのかは、気になる人はしらべてください。これは、アニメだけではなく、原作コミックから、濃いネタ満載で描かれているのである。70年代にはやったCFパロディやお笑い芸人ネタまで幅広い。一度、本屋でみてください。知っているネタがあれば、あなたは通かも。(や)

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2005年12月20日 (火)

タナカタナ夫! (綿)

tanao 日曜、寒風ふきすさぶなか、ラフォーレミュージアムに「タナカカツキのタナカタナ夫展」を観にいってまいりました。天久聖一さんとのアバンギャルド・ギャグ・漫画「バカドリル」でタナカカツキさんをはじめて知って、最近の「オッス!トン子ちゃん」に狂喜した程度しかタナカさんに関して知識がなかったんですが、「行ってよかった」と心底思えるイベントでした。

小学校の時の初マンガ「ミイラマン」からはじまって、同級生だった「マインドゲーム」(映画にもなりましたね)の作者でもあるロビン西とのまんが道的同人マンガ、ソウル・フラワー・ユニオンの河村さんとの合作マンガなど、えーっと思うものも。特に当時流行っていたという萩尾望都の「トーマの心臓」のアンサーマンガと目されるタナカカツキ作「マクビティの肺」のカラー表紙口絵(えんぴつ塗り!)を観ることができた。また、漫画家としてデビューした直後、現在のようなギャグとかアンビエント系ではなく叙情派漫画家として腕を鳴らした「逆光の頃」の原画もいくつか展示されています。スクリーントーンを使ってはいますが、余白の白と影の黒の使い方にすごくこだわりを感じます。しかしいくつか叙情派漫画家時代の原画が年代を追って並んでいるかと思いきや、突然変異的にくちづけ星からやってきた宇宙一下品な卑し系宇宙人「ブッチュくん」が登場するのが可笑しい。主催側の展覧の妙に一本!水木しげるの妖怪キャラのタナカツバージョンのような「激キャラ」や、当然手書きと思っていた「トン子」が実はデジタル原稿だったということもこの展示では知ることができるようになっている。

また、展示の目玉でもある「エレガンス」なる代物。巨大スクリーンに浮遊する発光金魚を置いてあるコントローラーで自在に動かし、その上発光する糞までさせることができるのだ。いつまでもひっついてくる金魚の糞は、金魚にとってみれば、もう過去のものでありその過去が発光体となって大きなスクリーン上に美しい軌跡を描くのである。もうひとつの大物には、「イエス☆パノラーマー」という360度スクリーンの展示がある。そこには「テレタビーズ」の世界のような青い空、茂れる草木、小川のせせらぎといった背景の中に、なぜか身をよせあうパンダたちの群れや、巨大なインコや、大きさのおかしい小動物たちが跋扈していて、そこに同じようになぜか小さいオッサンたちがいっぱい配置されています。公園の水道で手をあらうオヤジ、かばんをたすきがけにしてさっそうと歩くオヤジ、など小さなオッサンがいっぱいまみれてます。なんじゃこりゃ。ねっころがって観てくださいというスタイル。

展覧会の図録として発売されている「タナカカツキのタナカタナ夫DVD」は定価3990円のところ会場では2500円で売っているのでこれは即買いしました。「ブッチュくん」や「トン子」のありもしないアニメ番組のOPソングやエンディングテーマソングのアニメ、天久さんの「悲しみジョニー」のタナカツリミックス、KITTY EXに出品したキティちゃんの夜の夢をネオンの線で描いた「NIGHT KITTY」などなどそれだけでもおなかいっぱいなのですが、既刊のDVD「SUNDAY」に収録されている表題作「SUNDAY」や「ESP」の素晴らしさは特筆ものです。クリオネのように手をパタパタさせて飛行遊楽する少年たちの世界中の目撃映像(一般人が撮影したUFOの目撃映像のような質感)の連鎖でつむがれている「SUNDAY」は、鈴木翁二さんの作品のようなノスタルジーと透明感がすぅーっと目に迫ってきます。「イエス☆パノラーマー」にもあったけど、小さなオッサンがカラスに奪われた相棒の小さなオバサンを助け出すまでを描く「小さなオッサン」もかわいいくて好きです。また、RS-3000の「ring a rose feat. propher21」のPVがものすごいことになってます。紅茶のミルククラウンの中の女の子のスカートの模様の中の、玄関マットの模様の中の、といった具合に超マクロ的にカメラがズームしてくとそこには驚くべき楽園があり、その楽園の中のマクロにもまた楽園があるという構造。タナカツ映像集は「タナ夫シアター」としていくつか会場でも上映されています。とにかくこのDVD含め、「タナカタナ夫展」おすすめです。会期は28日まで。23日は19:30からタナカツ&いとうせいこうさん&伊藤ガビンさんのトークイベもあるとか。

(綿)

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2005年12月17日 (土)

乱暴なビッグX (綿)

ボスが先日発見した会社にあった未開封アニメCD。むしゃむしゃひっぺがして片っ端からチェックしました。80年生まれの私にとってはほとんどが観たこともないアニメばかり。古谷敏三の「ダメおやじ」の“ゲバラバ ヘバレバ テレビレビ”という摩訶不思議フレーズの連呼、台詞部分の“よし!明日もがんばるぞ ・・・やっぱだめかも”という後ろ向き加減、最高です。歌ってるのが大泉滉というのもなんとも味わい深いです。財津一郎が歌う「花のピュンピュン丸」の主題歌もいいです。1番、2番、3番、と歌のおわりに「キビシィー!」「サミシィー!」「ハズカシィー!」とつくのも面白かった。でも一番衝撃的だったのは、手塚治虫の「ビッグX」の主題歌。谷川俊太郎作詞、冨田勲作曲という最強の布陣なんですが、「たまなんか はねとばせ」からはじまる歌詞が最高に乱暴者で強引で、どこか自信満々で有無をいわせぬ迫力があります。その後「ジェット機なんて 手づかみだ」「軍艦なんて ふんずけろ」「戦車だって 手づかみだ」と矢継ぎ早に織田信長的(「鳴かぬなら殺してしまえ」)な価値観を素晴らしいミュージックにのって上高田少年合唱団が歌っておられます。間に挿入されてる台詞部分もまたすごい。「僕の名は昭。僕はビックXを使って鋼鉄の身体になり、20倍の大きさになる。そして、世界の平和のために戦うんだ・・・・(ムクムク体が大きくなる音)僕の大活躍にご期待ください。」この台詞部分がやたら早口で説明口調なのがまた心に響きました。最高です。ビッグX。なまじ内容を知らない分、かえって色々新鮮でした。おなじく80年代生まれのHちゃんとこの歌をめぐって笑い狂った一日でした。

さて、明日は角川春樹さん見たさに「男たちの大和/YAMATO」の初日舞台挨拶に行ってきます。昨年の夏の製作発表の時、登壇した春樹さんをみて「この人が、会議の途中床にはいつくばったかと思えば、“今関東大震災”を止めた・・・」といったとかいわないとかゆう伝説の人かー、とぼーっとしてたら春樹さん開口一番「今朝母が亡くなりました」と語りだしたのがすごかった。母の訃報と映画の製作発表の日が重なるなんて、すごい星の下に生まれてると思います(姉で原作の辺見じゅんを含め)。「すべてを投げうってでも成功させたい。」という猛烈ぶりに初・春樹体験の私はすごい衝撃をうけたものです。根本敬氏いうところの「でもやるんだよ!」の境地ですね(意味わかんない人は「因果鉄道の旅」読んでください。)。著書「わが闘争」と句集「JAPAN」は必見の奇書です。

(綿)

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